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パンテオン =Pantheon=

久しぶりに建築物について書きます。マジメに

建築関係以外の友達には、建築のことを書くと不評なようです。
何書いてるのか分からない、マジメすぎておもしろくない・・・などなど。

建築は写真や文章で分かるようなものではないので、実際に訪れて感じるべきだと思います。
有名な建築物に限らず、住宅の完成見学会や、住宅展示場もそうだと思います。

今回のブログで紹介する建物も、体験せずには語れない建物のひとつではないでしょうか。


パンテオン1


パンテオン、古代ローマ建築の中でも完璧な状態で残る円堂。
現在見られるものは2代目で、125年に再建されたものです。

直径43.3mの円が内接するドームの頂部に9mの開口が空いています。
なんとレンガ造の壁厚は6m

これだけでもこの建物の重厚さ、荘厳さが伝わるようです。
しかし、本当に素晴らしいのは、頂部の穴から差し込む、そしてその光が、ドームの内側を伝って、床にまで達します。


パンテオン2


その真下に立つと、吸い込まれそうな感覚と、光に包み込まれる感覚とを同時に味わうことができます。
そして私は、本当の光の意味を知らないんだ、と考えました。

日々過ごしている中で、光の意味など考える必要はありませんし、考えて分かるようなものでもない。
ましてや、利用できるものでもないような気がします。

よく分りませんが、こんな感覚を受けたのをよく覚えています。

やはり、訪れてみないと分からない部分はたくさんあります。
そして、その部分が最も大切であったりするのです。


パンテオン3


この建物はパンテオン


同僚のヒロシにこの建物の写真を見せると、
「パルテノンに似てる名前ですよね!」
「そうや!パンテノンや!!」


惜しい・・・。
一回、見に行ってこい・・・。




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テーマ : 建築デザイン - ジャンル : 学問・文化・芸術

2011/03/01 21:50 | イタリア建築COMMENT(4)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

ここはいかなわからんよね~
僕がU2のボノやったら金にものいわして
パンテオン貸切って歌いまくるわ
きっと気持ちええで~

No:162 2011/03/02 12:24 | バスキア #- URL [ 編集 ]

いいですね!
気持ち良さそうですね。

こんなんも気持ちいいですよ。
スカイダイビングで丁度この穴に落ちてみる。
きっとやみつきになりますよ。

No:163 2011/03/02 21:26 | Toru Takamiya #- URL [ 編集 ]

僕もこないだ行ってきました。同じように吸い込まれる感覚を味わいました。本当に行かなきゃ分からないです。学校の建築のレポートでイタリア建築についてまとめています。レポートにこの感動をかきたいんですが。。。伝わりませんよね。またイタリア行きたいです。

No:191 2012/01/10 13:13 | ごしはる高3 #- URL [ 編集 ]

Re

ごしはるさんコメントありがとうございます。
とても貴重な体験ですよね。
歳をとって、同じ場所を訪れると、
昔はこんなこと思ったなと、違う感覚を持った
自分に出会います。
建築物とは、自身の成長を確認できる器であり、
その成長をおおらかに包んでくれるものなのかもと
思うこともあります。
さらに思うことは昔の人は、この場所に立って何を
考えたのかということです。
過去との対話もできる場所、イタリアの深い歴史がそう思わせるのでしょう。
レポート頑張ってください。
できればどんな内容なのか見てみたいですね。

No:192 2012/01/20 01:02 | Toru Takamiya #- URL [ 編集 ]

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