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オルセー美術館 =Musee d’Orsay=

久々に海外のことを書きます。
印象派の作品が多く収蔵されているオルセー美術館は、セーヌ川を挟んでルーブル美術館の対岸にあります。

元々はナポレオンによって、1810年にオルセー宮が建設されました。
以降、1871年放火によりオルセー宮消失1900年駅舎・ホテルを建設第2次世界大戦中、捕虜の収容所として使用1972年劇場として使用1986年オルセー美術館として開館。

オルセー美術館2

オルセー駅にはエッフェル塔を超える量の鉄骨が使われていました。それなのに、セーヌ川に面した外装は化粧石が使われています。
セーヌ川の対岸にルーブル美術館があるため、この当時流行ったガラスと鉄の建築は、受け入れられなかったそうです。

オルセー美術館1

日本で言う「風致地区」や「美観地区」のような感覚でしょうか。
やはりフランスの方がその辺の感覚は優れているように思います。

ヨーロッパの伝統的な建築は主に石材を用いたものが多いのに対して、日本は当然木材を用いたものが全てです。
ヨーロッパの国々が今も街並みよく維持できていて、日本は無茶苦茶という要素のひとつに、この2つの違いが大きく影響しているのだと思います。

石は使い方にもよりますが比較的無機質な表情も備えていると思います。
そして現在多く使われている建材もまた無機質なものが多いです。鉄、コンクリート、ガラス・・・etc。
昔も今も比較的調和しやすい部分があると思います。

これとは反対に日本は有機的な表情をもつ木、土などを主として用いてきました。
やはりこれと、無機質なものを組み合わせるのは非常にしんどいのだと思います。

特にお寺や神社の前に車が停まっていると、違和感を受けます。
いくらデザインが優れた車であっても、鉄の塊ですから調和はしんどいです・・・。
写真を撮っても車の方が際立ってしまいます。
(車のCMは海外で撮られているものが多いよね・・・。)

日本の建築は従来主張するような造り方はしていないのだと感じます。
ですから、「風致地区」や「美観地区」といった独立的発想では、いつまで経っても日本の街並みはよくならないように思います。

話はそれましたが、ボクは印象派の絵画が好きです。
印象派絵画とは写実主義と、抽象主義の中間ぐらいの絵画です。

ゴッホ2

ゴッホ1

実際のイメージに自分の感性を視覚的に付加して表現する-すなわち、画家の考えていることや、感性を絵にのせることができると思います。

実に機械的ではなく、ぼやけた部分、奥ゆかしさを持つ。
置き換えると社会的でありながら、夢幻な部分を備える。
この曖昧な部分が、ゆるやかに全てを繋いで、街並みを良くする鍵となるかもしれません。



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テーマ : 建築デザイン - ジャンル : 学問・文化・芸術

タグ : パリ建築

2009/08/11 14:42 | フランス建築COMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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