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G5ball 3

またまた前回の続きです。

最終選考の場所は、東京・遠藤照明青山ショールーム。
数多くの声援を背に受けて、箱詰めされたG5ボールと、友達と共に夜行バスで東京に向かうことになりました。

始めは一人で行くつもりでしたが、手伝ってくれた友達も一緒に行くというので、自分が乗る三宮からの夜行バスの便を教えました。
が、何を間違えたのか、友達は大阪発の違うバスを予約していました・・・。
しかも、そのバスの出発時間に間に合わないという、ありえない事態に陥っていました。「でたっ!」って感じでした。
前にも友人の結婚式に間に合わないと言って、一人でテンパっている姿を目にしたことがあります。

バス会社に電話をして、なんとか交渉している姿を見ると、またまた最終選考も怪しい空気が漂ってきました。
空気を澱ませるのが得意な彼には、本当に頭が下がります。
結局、JRで先回りして。途中の京都駅から乗ったみたいです・・・。

なんとか東京で再び落ち合った、ボクたちは朝食を摂り、青山ショールームを目指しました。

そして近くの公園で、G5ボールにオメカシをすることになりました。
散髪と、水やりと、日光浴です。

DSC02239_convert_20090611215658.jpg

「さあ行こう!」いざ、決戦の場へ!!そんな気持ちで会場入りしました。

もうすでに多くの作品が展示されていました。周りの作品はどれも完成度が高く、インテリアショップに置いてあるようなものばかりです。
G5ボールが不憫に思えました・・・。この洗練された家具たちにイジメられそうで・・・。
でも、我が子ならなんとか頑張ってくれると、信じて会場に展示しました。

DSC02246_convert_20090611215717.jpg

周りからは奇妙に見えるらしく、素晴らしいというよりも、興味という意味で皆さん見られていたように思います。

そうしているうちに、審査員への公開プレゼンテーションが始まりました。
ようやくボクの所に回って来られました。
かなり緊張しました。緊張のあまり伝えたいことの半分も伝えられずに・・・。「ごめん、G5ボール・・・。」
「燃えたよ・・・真っ白に・・・燃え尽きた・・・真っ白な灰に・・・。」

DSC02260_convert_20090611215743_convert_20090611215759.jpg


・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・

それから、結構待ち時間があり、とうとう審査発表の時がきました。
各審査員の方々が総評を述べて行きます。その全てがG5ボールのことを言っているように聞こえました。
後で聞くと友達もそう聞こえたそうです。

特別賞(図書カード3000円)、奨励賞(10万円)、優秀賞(50万円)、最優秀賞(ひゃく万円)この順番で発表されます。
なんとか10万円は欲しい・・・。でないと大赤字です。いあやっぱりせっかく東京に来たし、豪遊したい、ひゃく万円欲しい・・・。
どんどんと欲が深まっていきます。

ついに発表の時がきました。
まずは特別賞です。
名前が呼ばれていきます。

「○○○○くん、おめでとう。」
「○○○さん、おめでとう。」
・・・
・・・・
・・・・・
「G5ボール、おめでとう。」

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呼ばれました・・・。
大赤字です・・・。
図書カード3000円です・・・。

この瞬間、東京での煌びやかな夜はなくなりました。
それと同時に駆け抜けた夏も終わりました・・・。

でも、他の作品はとても素晴らしいものばかりだったので、心から賞賛できました。

正直、賞とかお金よりも、どれだけ情熱を注いで時間を費やしたかの方が、はるかに価値がありました。
「最高に気持ちよかったです。」北島康介選手の気持ちが少し分かりました。
最優秀なら、どうなっていただろう?
モノ造りはやっぱり素晴らしいです。
そこに掛けた時間や、携わった人の数、なによりも情熱に比例してどんどん感動が大きくなります。

「感動=時間×人数×情熱」です!!!

病んでいる友達をはじめ、協力してくれた皆さん、ありがとうございました。


テーマ : 建築デザイン - ジャンル : 学問・文化・芸術

2009/06/11 22:09 | コンペCOMMENT(1)TRACKBACK(0)  TOP

G5ball 2

前回の続き・・・

何に芝生を巻きつけてボールにするのか・・・。
プラスチック樹脂は高価なので、発砲スチロールを使用することになりました。
東急ハンズに発砲スチロールの塊40cm角を買いに行き、それを球体に削り出すことにしました。

やはり、芝生を土の状態で丸く発砲スチロールに巻きつけるのは困難なので、人工土壌マットを使用することになりました。
人工土壌マットはグロダン社(デンマーク)のロックウール(石綿)を使うことにしました。石綿の安全性も保証されたものです。

人工土壌マットも最初は本当に芽が出てくるのか不安でしたが、実験の結果見事に芽が出て芝が育ちました。

目分量で発砲スチロールを削りながら、少し離れて形を確認して、また少し削って・・・だんだん丸くなっていきます。
友達もその傍らで、人工土壌マットに芝の種を仕込んでいました。

すごい量なので、友達はかなり病んだ感じで種を仕込んでました。
DSC02175_convert_20090610205619.jpg

植物の種をそんな感じで仕込んでいるのを見ると、芽が出そうにないように思えて不安なほどでした。
何かに取り付かれたように種を植えていました・・・。

そんな感じで作業は夜暗くなるまで続き、ようやく完成!!!


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<芝の種1キロと、人工土壌マットと、発砲スチロール球>

後は芝が覆い茂って、発砲スチロールの球に巻きつけるだけです。

芝を栽培し始めて5日目、人工土壌マットから芽が吹き出しました!!
DSC02188_convert_20090610205655.jpg

それと同時に病んだ友達にも変化が表れました。
作業のように毎日水やりしていた彼が、だんだんと母親のようになっていったのです。
これには驚きでした。生命は生命を助けるということが実証された瞬間でした。

彼が「ナメクジは植物に悪いからな~。」と言いながら取り除いている姿を見ると、熱いものが込み上げてきます。
「そう、今その取り除かれているナメクジが前の君だったんだよ・・・。」と、そんなことを思いながら(笑)。

しかし、もう時間がありません。それなのに、芽が思いのほか成長しません。
友達が叫びました!「ドーピングや!ドーピングしかない!!」
ドーピングとは、植物の栄養剤のことです。

「いや~それを使って、もし刺激が強すぎて枯れてしまったら、もう間にあわへんやん・・・。」
と、ネガティブなボクに対して、いつの間にかポジティブになった彼が、言いました。
「その時はその時や!!」・・・典型的なポジティブマンの言葉です・・・。

その結果・・・みごとに成功!!
芝生が爆発的に成長しました!!!

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あとは発砲スチロールの球に巻きつけるだけ・・・
苦労しながらようやく完成しましたドラゴンボール!いや、G5ボール!!!

















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通りすがりの人の目を奪うこの美しさ!!
後は最終決戦を待つだけです!



次回、最終決戦ドラゴンボール!いや、G5ボール!!です。



テーマ : 建築デザイン - ジャンル : 学問・文化・芸術

2009/06/10 21:16 | コンペCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

G5ball 1

去年、遠藤照明さん主催の家具デザインコンペティション2008が開催されました。
なんとなくそれにエントリーしました。
「新たな空間スタイルを生み出す家具」というテーマで、チェア、スツール、デスク、ソファに限定されたものでした。
パっと浮かんだのが、一緒に暮らすことのできる家具でした。ただ使うだけの家具ではなくて、一緒に生活することができたら・・・大切にするだろう・・・デザインというものを超えるのではないだろうか・・・。
「これやっ!!」机を両手で叩いて、立ち上がりました。(ウソです。)

そういう思いで、考えたのが芝生のボールでした。座ることもできて、子供が遊ぶこともできて、モノをおくこともできて。だけど、生き物なので、太陽の日が必要だったり、水が必要だったり。なかなか曲者です。

「G5ball」の誕生です。Green、Ground、Garden、Grass、Growの5つのGのballという意味です。

しかし、造るためにいくつか難問がありました。
芝生を丸くする??芝生が生きるための土壌は??芝生の種類は??まったく何も知らない状態からのスタートでした。

なんとか、このコンセプトと友達に手伝ってもらったイメージCGで1次選考は通過することができました。

レイアウトA2_1

レイアウトA2_-2
こんな感じです。


次は最終選考に向けて実際に形にするという作業です。
まずは、芝生を育てるところから始めました。

どこで育てるかCGを手伝ってくれた友達と話合いました。自分の中で話の答えは始めから決まっていましたが、ジンワリジンワリ友達の庭で行うことになるように選択肢を絞って行きました。

「ボクの家は海に近いから塩害にあうかもしれないな。あわないにしても、東向きバルコニーだから昼から日が当たらないし・・・。実家も皆ほとんど家にいないし、庭北向きだし・・・。」
・・・・・・
無事に友達の家の庭で育てることになりました。

よくまわりにある高麗芝は冬になると、緑が失われてしまうので、年中青々としている西洋芝を使うことになりました。

西洋芝の種を買いに行ったところの園芸屋さんのおっちゃんに、「西洋芝は難しいよ~、ゴルフ場でもプロの人が世話してるからね~」と地味なプレッシャーをかけてきました。
さすがに時間も限られていたので、この地味なプレッシャーはキツかったです。
それでもやるしかないので、手当たり次第園芸用品を購入しました。
「最優秀(100万円)取れば、元とれるんや!!」

まずは、高麗芝の上に西洋芝のケンタッキーブルーグラスを蒔いて実験です。調べによると、ケンタッキーブルーグラスは成長が遅いということが分かりました。
実験を繰り返している時間はありません。

すぐに、他の西洋芝の種を探しました。見つけたのがトールフェスクという西洋芝。
「これならイケる!!」
そう確信したボクは、種1キロ購入しました。芝生の種1キロ購入・・・この先二度とない経験です。

震えました。1キロの種を持っている自分に、そしてこの1キロの種を我が子と思い始めている母性に・・・。


次回、どうなるG5ボールです。


テーマ : 建築デザイン - ジャンル : 学問・文化・芸術

2009/06/09 21:02 | コンペCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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